海上スラムに住む
クラリンス(左の子)は現地コーディネーターがたまたま教会の近くを夜歩いている時に出会ったこどもです。母親は水と花を売り、クラリンスは街灯の明かりを頼りに宿題をしていました。勉強も、お手伝いも頑張っているクラリンスにチャンスを提供したいと考え、半年間のお試し期間を経てEMSの正式な奨学生として迎え入れました。
同じ教会周辺のストリートチルドレンの中では母親の物売りの場所が違うために他の子供たちと一緒に仲良くできるかはじめは心配でしたが、すぐに仲良くなりました。
クラリンスの家族が住んでいるのが海上スラムと呼ばれる地域です。土地がなく海の上に小屋を建て多くの家族が住んでいる地域です。満潮時の台風の時はいつも海水が家の中に入ってきて家具を濡らします。その時は一次外に出て避難しなければいけません。こんな危ない場所に住んでいても大事な家です。学校までは遠いですが毎日通っています。